あつめつづけたがらくたたち


by umit20070209
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LOT No.0034

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あれはたしか大学3年生の秋。
たった一人で1週間ほど英国を旅行した。
往復の航空券と初日のホテルの予約だけとって、
あとは何となく行きたい街を決めていただけ、
という今考えるとかなり無計画な旅だった。
その直前に3人の女性に立て続けにふられて・・・という傷心旅行でもあった。
ちなみにこれが自身初めての海外旅行。いやはや無謀だ。
それでも宿はすべてとれたし、食事や観光もとりあえずこなした。
片言英語ながら、同宿の外国人たちを前に惜別のスピーチをぶった記憶もある。
人間やれば何とかやれるもんだと感じられた貴重な体験旅行でもあった。
まあ、友人から借りたカメラの使い方がよく分からず、
旅の半分までフィルムが回ってなくて1枚も撮れてなかったとか、
長距離バスに乗って、恐ろしく退屈な時間を強いられたとか、
駅を通過する列車から間違えて飛び降りたとか、
いろいろな間違いはあったけれど。

観光の一番の目的は、「マスターキートン」という漫画に登場する
セントアイヴスという街を訪ねることだった。
英国のほぼ最西端にある小さな保養地。
劇中で紹介される「瑪瑙色の海」が見たくて、
往復20万円の渡航費をかけて旅をした。
そんな金どこにあったんだろう?
とよくよく考えたら、その年のスキーシーズンに
ほぼ2ヶ月間山にこもってゴンドラ誘導係のバイトをして貯めたことを思い出した。
あれはつらかったなあ。
人間辛抱が必要なんだと身に染みて感じた貴重な経験だった。

そんなもろもろのことをだらだらと思い起こさせるのが、
この「お宝」だ。
「ランズエンド」とは前述のセントアイヴスよりもさらに西に向かった
正真正銘の英国最南端の町、というか岬だった。
そこの小さな観光施設の売店で買った装飾品。
町のシンボルである古い灯台がデザインされている。
これ部屋に飾ったらお洒落だなあと思い即決で購入したものの、
もともと部屋の壁をモノで飾るのが嫌いな性格で、結局一度も飾らず。
何のこっちゃです。
今回、お宝箱から取り出して10余年ぶりに眺めた結果、
装飾馬具(のレプリカ)であることに初めて気づきました。

そいでもって、瑪瑙色の海。
漫画が白黒で何色かはっきりわからず、
しかもその後もよく調べずに来たもんだから、
これか!っていう感動はなかった。当たり前だけど。
でも確かにきれいな色の海でした。
生きているうちにもう一回くらい観にいってもいいです。
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# by umit20070209 | 2007-08-16 23:33 | お宝

LOT No.0033

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今では酒席でのネタの一つくらいにしかならないが、
高校時代、美術部に所属していた。
しかも3年生時には部長を務めた。
小さい頃から絵を描くことが割りと好きで、
たしか小学5年生の時には、全国レベルの絵画コンクールで入選を果たし、
高さ1m近いトロフィーを戴いた実績がある。
中学時代にも美術の成績は常に最高評価。
美術教師からも「高校ではぜひ美術部に入りなさい」とおだてられ、
「芸大に入るのもいいな」なんてものすごく甘く考えで入部した。
しかし。
才能も意欲もはるかに優る同級生をみてすぐに意気消沈。
およそ20年を経た今、部活動の痕跡を示すものは、
この油彩絵の具一つきりとなってしまった。
その油彩にしても、在学3年間で仕上げたのは、
面白くも何ともない静物画一点のみ。
空き瓶とかキジの剥製とか描きました。
これ以外で記憶に残る自作品のタイトルは、
「マイルドセブン」
 水彩スプレーで画面を空色に塗り、白の直線で飛行機雲を表現。
 当時のタバコCMポスターにインスパイアされた作品。製作期間1時間。
「アンシャンレジーム(旧体制)」
 世界史の授業で習い何となく語感が気に入っていたのでつけた水彩抽象画。
 B1(B4用紙の8倍)とデカく、家に持って帰るのをためらいそのままに。
「星月夜」
 有名なゴッホの油絵作品の模写。水彩で。
 わりと気に入っていたが、部室内で遊んでいた時に誤って作品を破壊。
の3点のみ。
部活動の多くの時間を、野球とトランプ賭博に費やしたことのほうが、
よほど強く記憶に残っている。
野球と言ってもおもちゃのプラスチックバットと軟式テニスのボールを使った遊び。
独自のルールを整備し、かなり熱中した。
余談だが、軟テのゴムボールは、手に泥をつけて投げると驚くほどよく曲がる。
トランプ賭博は「おいちょかぶ」。マッチ棒をチップ代わりに延々と賭け続けた。
勝者には、学校近くのパン屋での焼きそばパンとセーフガードが与えられた。
顧問の美術教師に賭場に踏み込まれ、激怒されたことを思い出す。

ホワイトは油彩でもっとも多く使う色です(たぶん)。
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# by umit20070209 | 2007-07-08 17:27 | お宝