LOT No.0039 砂漠の薔薇と砂
2008年 01月 10日
自分にとってのお宝になる基準の一つとして、
「手のひらサイズ」であることが挙げられる。
まずこの瓶は、数年前にシンガポールで購入したジャムの瓶。
これ以外にも家にはいくつかあって、調味料入れとかに使われている。
とはいえこの瓶自体がお宝というわけではない。
お宝を保管するのにこれ以上ないほどのジャストサイズ。
突如ひらめいて試したときの感動ったらもう。
中身は大学時代に友人の米国旅行土産として頂戴したもの。
たしか「砂漠の薔薇」とかいうはず。
岩塩?か何かの結晶体だったかと。
いやぁ鉱物っていい。それも小さくて丸っこい感じの。
新婚旅行でイタリア・カプリ島を訪れた際、
そこのビーチにあった色とりどりの小石をしこたま集め、
かみさんに呆れられながらも日本に持ち帰ったこともある。
それはさておき、この美しさ。いい。瓶にぴったりなのもまたいい。
さらに瓶の底に敷いてある砂、これも外国産。
中学時代の担任が中東のアブダビ共和国を旅行した時の土産として、
クラス全員に配った砂漠の砂。今考えるとかなりおかしな話だけど。
以来後生大事に持ち続け、いつのまにか世紀をまたぎ、
新たなオブジェとして見事に蘇った、というのは大袈裟にしても、
アブダビの砂、アメリカの小石、シンガポールの小瓶が
極東の日本で出会い、一つにまとまるとは何ともロマンティック、
というのもやっぱり大袈裟だな。
by umit20070209
| 2008-01-10 10:32
| お宝